豊田工大Release
【特色ある学び】製造現場の思想と理論を学ぶ「トヨタ生産方式概論」を開講(9/9~11)
2026.09.29

百聞は一見にしかず 百見は一行(行動)にしかず
9月9日(水)から11日(金)までの3日間、学部3年生の選択科目「トヨタ生産方式概論」の集中講義を開講しました。
2011年度の開講以来、本講義はトヨタ自動車株式会社 TPS本部 生産調査部から講師陣を招き、実践に根ざしたモノづくりの哲学や仕組みを学ぶ機会として継続的に実施されています。単に生産管理の手法を学ぶだけでなく、モノの作り方やプロセス設計が「安全・品質・リードタイム・原価・キャッシュフロー」に及ぼす影響を多角的に理解することを目的としています。

トヨタ自動車(株) TPS本部 生産調査部より講師を招いた実践的な講義
「百聞は一見にしかず、百見は一行(行動)にしかず」ーー。トヨタ生産方式(TPS)の確立に尽力した大野耐一氏が用いたこの言葉の通り、本講義は「行動」を通じてTPSの本質を深く学ぶ構成となっています。
TPSは自動車の製造技術にとどまらず、研究活動や日常の課題解決にも通じる物事の見方・考え方です。履修生はTPSの根幹である「ジャストインタイム」や「自働化」といった概念や具現化するためのツールである「かんばん」を修得した上で、最終日には模擬工場の責任者として製造工程の設計・改善に挑む演習を行いました。

製品に不具合があればフィードバック
演習では、チームごとにリーダー、作業係、運搬係などの役割分担を行います。さらに、そのメンバーで"戦略会議"を行い、工程レイアウトや道具の準備など、自分たちで策定していきます。
そして、参加チームが一斉に10分間+残業時間の演習を実施。ティーチングアシスタント(TA)として講義をサポートした修士課程の学生が「顧客」役を務め、納品された製品に不具合があれば即座に仕入先(履修学生)へフィードバックを行い、履修学生の皆さんは、指導員のアドバイスに耳を傾けながらメンバーと協力し、「なぜその結果に至ったのか」という原因を観察。思考力を働かせ、試行錯誤を重ねて工程のムダを削ぎ落とし、生産効率と収益性を追求しました。

TAが外観や寸法など、厳しく品質をチェック

メンバーで意見を出し合い改善点を見つける
